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熱中症警戒アラートを活用して熱中症予防

  • 2021.8.25

コロナ禍が続くなか、お盆は過ぎてもまだ暑い日が続いています。

ワクチン接種が始まったものの、まだまだ新型コロナウイルスの感染対策は必要な上に、熱中症対策も行なわなければいけません。

 

 

そんななか、今年(2021年)4月末から国による「熱中症警戒アラート」と呼ばれる情報発信が始まりました。
熱中症は予防が可能です。ウィズコロナの時代、自身の健康を守り、医療への負担を増やさないためにも、熱中症を着実に予防していくことが大切です。


そのために役立てたい熱中症警戒アラートについて知っておきましょう。

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熱中症警戒アラート発表の基準となるのは気象条件です。

警戒の内容は色と暑さ指数によって「ほぼ安全(青)」から「危険(赤)」の5段階で分けられ、段階ごとにとるべき予防行動も示されます。

また、発表の方法ですが、環境省と気象庁から報道機関、地方自治体、関係省庁などに一斉に配信され、

テレビなどで国民に伝えられます。

さらに、環境省の「熱中症予防情報サイト」でリアルタイムに発表について知ることもできます。

https://www.wbgt.env.go.jp/graph_ref_td.php?region=05&prefecture=51&point=51106

 

同サイトからは熱中症警戒アラートのメール配信サービス(外部サービス)の利用も可能です。

利用は登録制になっているので、スマホなどに登録しておけば外出時の熱中症予防に役立ちますね。
この他にも、民間事業者による熱中症アラートアプリなどもあります。

 

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熱中症警戒アラートが発表された日には熱中症予防行動をとることがうながされます。
環境省では、熱中症予防行動の例を次のように示しています。

・不要不急の外出は避け、昼夜を問わずエアコン等を使用する。
・高齢者、子ども、障害者等に対して周囲の方々から声かけをする。
・身の回りの暑さ指数(WBGT)を確認し、行動の目安にする。
・エアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則中止または延期する。
・のどが渇く前にこまめに水分補給するなど、普段以上の熱中症予防を実践する。
引用:環境省「熱中症予防情報サイト」

 

コロナ禍では、感染対策のマスク着用により熱がこもり体温調節がしづらくなり、知らないうちに脱水になるなど、熱中症のリスクが高まります。
そのため、熱中症警戒アラートが出ていなくても、例年以上に、つねに熱中症対策を意識する必要があります。
また、高齢者は熱中症になりやすく、熱中症で死亡する人の大半が高齢者です。

ウィズコロナの現代、特に高齢者は予防を日常的に心がけたいですね。

 

熱中症と新型コロナ感染症は初期症状に似ているものが多いといわれています。
そのため、この時期どちらかを発症すれば、適切な治療につながるのが遅れたり、医療体制に大きな負担をかける可能性があります。とはいえ、熱中症は予防ができます。
着実に熱中症を予防して、夏の健康リスクを減らしましょう。

 

<株式会社 夢家>